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SEMINARセミナー詳細

「IEC TC48_SC48DおよびSC48Bに関する活動」 -電気・電子機器用コネクタ及び機械的構造の規格開発動向について-

開催日時

2023年2月17日(金)
14:00 ~ 16:00

開催場所

オンライン開催:
・zoomウェビナー
・オンラインでのアクセス方法は、当日までにメールでお知らせいたしますので、iSチャネルのマイ・ページをご確認ください。

講師

■演題1:末光 吾郎 氏 NECプラットフォームズ株式会社
■演題2:島田 章夫 氏 鎌倉コンサルティング 代表
■演題3:黒木 擁祐 氏 NECプラットフォームズ株式会社
■演題4:岡村 敏生 氏 日本航空電子工業株式会社

講演概要

■演題1:IEC TC48/SC48D(電気電子機器の機械的構造) MT1(Maintenance 1) 屋外筐体(IEC 61969シリーズ)規格解説
概要:TC48/SC48D(電気電子機器の機械的構造)は、19”インチラックへの通信機器の実装の物理的なプラットフォームとして開発され、国際標準として全世界で活用されています。
2022年に改訂中であるIEC 61969 シリーズ 屋外筐体に関する解説をいただきます。本規格は ヨーロッパの環境規格であるETSI規格との同期が必須で、今回ベルギーのメンバーに改訂作業を行い、2023年に発行される予定です。これからの5Gや6Gの広がりに連れ屋外での電気電子機器を守る屋外筐体は必須となっています。海外に向けた製品開発において、本規格はセットメーカーや筐体メーカーの開発者や調達者の一助となれば幸いです。 
■演題2:IEC SC48D 19インチ規格開発と今後の課題(IEC TR 60297-3-1 の概要)
概要:現在、ITマーケットではデータセンタでサーバーなどを収容する19インチラック規格が広く知られています。
70年代マイクロコンピュータの黎明期に、産業用アプリケーションとしてIEEE標準バス規格が開発されましたが、32bitのMPUの登場と、その利用において、VMEbusやMultibusIIが開発され、以降、産業用コンピュータの標準バス規格では19インチサブラックの機械的構造規格(IEC 297₋3、IEEE 1101)を採用するがことが一般化しました。その後、19インチサブラックの適用は、ICT分野でも、AdvancedTCAやMicroTCAの開発においても引き継がれました。
現在プロジェクトが進行中のIEC TR 60297-3-1 Ed.1(2023年2月発行予定)は、こうした19インチ規格(IEC 60297シリーズ)の開発における技術的背景と市場における適用を検証し、さらに今後の課題を検討してテクニカルレポートとしてまとめたものです。この概要について解説いただきます。
■演題3:IEC SC48D サーマルマネジメント規格解説と液冷技術
概要:19インチラック等のキャビネットに実装する電子機器は、機器を放熱するための熱的整合性(サーマルコンパチビリティ)を確保するため、サーマルマネジメント規格群、IEC 62610規格シリーズ(JIS C62610)を制定しています。本講演では、キャビネット実装装置の熱的課題を解決する規格群の技術解説と、最近注目を集めている液冷技術について概要と規格化の展望について解説いただきます。
■演題4:IEC TC48/SC48B(電子機器用コネクタ)に関する活動の紹介
概要:TC48/SC48B(電子機器用コネクタ)では、高速通信用途や大電流用途など様々なインターフェース用コネクタに関する規格開発を行っています。オフィスや家庭などで広く使われているLANケーブルのコネクタもSC48BにてIEC規格化されているものです。電子機器間を接続する上でコネクタの標準化は互換性と性能を維持する上で非常に重要なものとなります。今回、SC48B国内委員長である同氏にIEC規格開発活動と直近の国際規格とそのコネクタについて講演いただきます。

主催

装置実装委員会

対象

一般公開 (無料)

申込期限

2023年2月15日(水) 17:00

お問い合わせ先

共通技術部 宮守 <y-miyamori[at]ciaj.or.jp>

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